抜け毛・薄毛の治療(円形脱毛症やAGA)
円形脱毛症とは頭に脱毛部分が出来る自己免疫疾患の1つです。十円玉大の脱毛斑が出来ることが多いですが、時に頭部全体にまで拡がることもあります。治療にはステロイドの外用や、セファランチンの内服、紫外線療法などの他にDPCP等を用いた局所免疫療法などがあります。
2022年6月より、難治性、広範囲の円形脱毛症に対し、経口JAK阻害薬のオルミエント®(バリシチニブ)が適応追加となりました。頭部全体の50%以上に脱毛斑があり、かつ過去6か月間毛髪に自然再生が認められない、15歳以上の方が適応となります。
A G AとはAndrogenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことです。男性に多く見られる脱毛症です。他の脱毛症と異なり思春期以降に額の生え際や頭頂部の頭髪が薄くなり、徐々に進行していくのが特徴です。細くて短い髪の毛が増え、全体として薄毛が目立つようになります。
一般的には遺伝やD H T(ジヒドロテストステロン)と言う原因物質が関係すると言われています。A G Aは進行性です。放っておくと徐々に進んで行きます。早めの対処によって進行をある程度抑えることが 出来るようになってきました。その代表的な方法が飲む治療薬のプロペシアやザガーロなどです。
若い男性の方で薄くなってきたと感じた方は、早目にご相談ください。